2013/05/16 Thu. 06:29 [edit]
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春を食べる
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「牡蠣だし醤油」の横に「味付けのり」と有りますから、中身は醤油ではありません。では味付け海苔かというと、味付け海苔でもありません。このサイズの箱が北海道から届くときは箱とは関係のない中身が定番なのです。宅急便を受け取った長女が申しました。
「今回は靴箱と違うね」と。
そう。いつもは靴箱に詰められて送られてきます。内地では食品を靴箱に詰めて先様に届ける風習はありませんが北海道ではあるみたいですね。もう何年もわが家には靴箱が届いておりました。もしかしたら手持ちの靴箱が無くなってしまったので、今回に限り「牡蠣だし醤油味付けのり」の箱を代用したのかも知れません。
蓋を開けるとホラ、違うモノが入っていたでしょ。内地では行者ニンニクと言ったりしますが北海道ではアイヌネギと言います。
たかが靴箱サイズというなかれ。出すとこんなにも有ります。ですが、これぐらいの量ではわが家は驚きません。何年前だったか、最初に送ってくださったときは靴箱ではなく段ボール箱でした。その年は段ボール箱詰めのタラの芽も送っていただいたのです。アイヌネギは3日間ほど天ぷらで食べ、残りを醤油漬けにしました。
タラの芽は、天ぷら以外の食べ方を知りませんので、ひたすら天ぷらにして食べ続けました。タラの芽の天ぷらを極めたというか、1週間ほどかけて完食した達成感はそれはもう、「当分は食いたくない」というものでございました。
アイヌネギの天ぷらもタラの芽の天ぷらもとても美味しいです。ですがこのところタラの芽が届きません。アイヌネギは庭でも栽培していると言っていたと記憶していますが、タラの芽は遠出しないと採れないそうです。タラの芽採取担当重役のバアバ(だったと思う)が、最近はズボラして採りに行かなくなったのだと思います。
茶色の薄皮を剥がしてやると瑞々しい真っ白な茎が現れます。綺麗でしょ。1本1本剥がす作業は大変ですが、手を抜くわけには参りません。韓国では豆もやしの根髭を1本1本指先で切り取ります。その数何千本。その作業に比べたらケンチャナ(大丈夫・平気)でございます。丁寧に下ごしらえすればするほどマシッソョ(美味しい)でございますからね。
薄皮を剥がしたら細かいごみを取るために水でよく洗います。そして茎の上数センチのところで二分割。これが何度も試行錯誤を繰り返した末に辿り着いた上手に揚げるためのコツなのです。1本丸ごと天ぷらにするのは至難の技を必要とします。ほうれん草や青梗菜を上手に天ぷらに出来ます?葉の部分は衣が付きにくく揚げてもシナっとしていて美味しくありません。見た目も美しくないです。残った葉の方はニラ玉風や酢味噌和えチヂミなどに応用します。
写真ではあまり綺麗に揚がっていないように見えますが半透明にすっきりサクッと揚がっています。揚げた数は60数本。二皿に山盛りになりました。サクッとした歯触りのあと口の中にニンニクの匂いがふっと広がりとても美味しかったです。 今回の天ぷらは家族から絶賛される揚げ具合でした。
紹介が最後になってしまいましたが、送り主は帯広在住の“なおっち”さん。いつも色んなものを送ってくださいます。暖かい気持ちも一緒に送られてくるようで、いつも嬉しい気分にさせてくれます。
なおっちさん、ありがとう。
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コメント
なおっちさん
そういえば以前にダニや熊の話をざれていましたね。
熊の脅威よりも身近に熊がいることに感心していましたが、
タラの芽採りはかなり危険と背中合わせなんですね。
しかし遭難が日常茶飯事なんて・・・。
もうこちらは昼間は短パンとTシャツで過ごしてます。
2日前は31度。まじ、海に泳ぎに行こうかと思ったぐらいです。(笑)
たかのつめ #- | URL
2013/05/17 04:54 | edit
どうもです┃*´・ω・`┃ノ
ネギ美味しく天ぷらになったみたいで
よかったです~
たらの芽なんですが
もう最近穴場と言われていた所に人が入るようになってしまって
行ったら無い・・・・という事態に(`-д-;)ゞ
しかも素人が取っていて
木が傷んでいるんです・・・
来年は取れそうもない(´エ`;)
ダニとか熊とか色々危ないのに山菜取りに入る人が増えてて
しかも慣れてない人が多いので
遭難だの熊に襲われるだのとニュースで毎日報道されています。
困ったものです。
まだ寒い帯広ですが
これからの時期に取れる所があるので
そこを狙っていこうと思います。
その時は送れると思いますので
お待ちくださいね~
なおっち.01 #- | URL
2013/05/16 18:46 | edit