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Old Saltyの日々雑感

日々雑感的に思うところを小さなウソと大きな誇張でデフォルメして掲載中!

体調が・・・  




体調が・・・


午前2時。寒さで目が覚める。オイルヒータを確認するが暖房はよく効いている。毛布をもう1枚使ったが寒さは収まらず悪寒がし始めた。寝ていられなくて居間に降りダウンの上下を着込みストーブとエアコンをつけ電気ごたつを強温度にして潜り込む。しかし激しい悪寒で震えが止まらない。30分も我慢しただろうか。ようやく震えが止まる。さらに30分。室内が暑くなり汗も出だした。ようやく体調が落ち着く。
最近、時々こういう症状が起きる。原因は不明。気分は最悪で、こういう時はなぜかいつも海のことやヨットのことに思いが馳せる。ヨットや海の話ならいくらでもネタはあるが、書く元気、根気がない。だからいつの手口、昔の記事で誤魔化しておきたい。

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Just Cruising In The Rain


21日に船底掃除をするため妻とヨットを回航。
船底が牡蠣やフジツボで汚れているので機帆走(メインセールを上げてエンジンで走ること。セールを上げておくと走行が安定する)で名鉄マリーナに向かった。
しかし船の重いこと重いこと。2年間掃除していないので滑るという感じがまるでない。舵利きもかなり悪い。バッテリーも上がっていてGPSやオートパイロット(自動操舵装置)も使えない。一人で回航は厳しい条件だったので妻と二人だったのは幸いだった。

天候は曇り。靄と黄砂で視界がまったくきかない。普段は知多半島や佐久島、梶島などが見えるので目視航海ができるのだが無理。チャート(海図)とコンパス(磁石)だけが頼りの航海になる。

今はGPSに頼ることが多いためチャートを使わない人が増えた。アナログのチャートはシーマンシップが刺激され船乗りを潮辛くしてくれるのだが、昨今の船愛好家はチャートが読めず、塩分控えめハチミツ入り梅干しのように甘ったるい。チャートを広げてオンザロックの氷をカラカラいわせながら、ここがどうのあそこがどうのと語り合える仲間が少なくなった。
僕の場合は、ブログのタイトルがそうであるようにOld Saltyだからチャートが読める。海図と楽譜は、読めた方が人生に幅が出るっちゅうもんです。

チャートとコンパス頼りの4時間半の航海だった。
途中からうねりが大きくなり船外機がキャビテーション(プロペラが水面上に出て空回り)を起こして走れない。ボコボコの船底で帆走はしたくなかったがセーリングに切り替える。クローズホールド(風上に向かって走る)なら辛いセーリングだが、幸いフリー(追っ手)だったのでましだった。ただし追っ手は波があると操船が難しい。大きくピッチングする船をなだめすかしながら走った。



1週間後の28日にホームポートへ回航。
帰路は妻の都合がつかずシングルハンド。天候は雨。雨の中を走りたくはないが、台風が接近中で明日以降は大荒れが予想されるためこの日にした。

この日は往路よりも視界が悪く出港して30分も走ると陸や島影がまったく見えなくなる。バッテリーを充電したのでオートパーロットが使える。チャートを眺めつつコンパス進路を辿る。時折強い雨が降るが丈夫で暖かく雨を通さないオイルスキン(雨合羽)を着ているので苦にならない。周りがまったく見えないから太平洋のど真ん中を航海しているのと変わらない。太平洋ひとりぼっちの疑似体験。

佐久島の島影を確認する。やがて生田のブイを交わす。チャートに鉛筆で引いたコース通りの優秀な航行ぶりだった。オートパイロット君が・・・。

生田のブイを交わしたあたりから靄がいっそう深くなり視界は200m程度。雨は降るも、その雨に波頭が叩かれて水面はかえって穏やか。雨がそぼ降るこの水面の景色がとても好きなのだが、その光景の中を、なんと30~40頭のスナメリが併走しているではないか。スナメリはイルカの仲間ではなく体長1.5m程度の小さなクジラ。三河湾ではよく目にするのだが、これほど沢山のスナメリを見たことはなかった。それが手が届くそばを併走している。たまたま併走のかたちになったのではなく、スナメリたちの意識的な伴走である。時々ジャンプすらしてくれる。40年もヨットに乗ってきたがこれは初体験。至福な初体験だった。



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