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Old Saltyの日々雑感

日々雑感的に思うところを小さなウソと大きな誇張でデフォルメして掲載中!

長浜で遊ぶ  




長浜で遊ぶ




滋賀県長浜市の黒壁スクエアに行ってきました。黒壁スクエアは城下町と門前町が一体化した所で、昔はこの大手通りが城へ向かうメインストリートだったのでしょう。この辺りは碁盤の目のように区切られていて、小京都のような風情です。
長浜は由緒ある古い町なので黒壁スクエアだけでなく、周辺の探索も面白いです。



松栄堂印房とあります。なかなか味のある書体で、こういう店で落款印を作ってもらうのもいいなと思いました。遠い昔のことですが、北京の印鑑屋の友人がいたことがあって、その人から立派な落款印をプレゼントされ今も持っています。けれども、落款印は持っていても印す書画を持ちません。絵心も書心もないので使い道がないのです。



中華料理店の看板です。特にどうという理由はありません。シンプルな看板になんとなく風流を感じたのでした。



色褪せた看板に各種餅製造とあります。むし物という文字も。その蒸し物が気になります。ガラス戸の向こうのショーケースに少しだけ餅が並べられてありました。つまり営業中なんですね。ガラス戸のもち吉商店の左上にWE LOVE西中のステッカーが貼られていました。長浜西中学校のステッカーです。店主の息子が西中の野球部員なのです、たぶん・・・。



豊臣秀吉茶亭ですが、そのリースが。奇妙な物を見てしまったような感じでした。でも、こういうのもアリだなと思いました。



太鼓と靴の店。これも妙な感じです。店内には靴と太鼓が同居していました。靴と太鼓ではなく太鼓と靴なので、メインは太鼓なのでしょう。きっと親父が太鼓職人なのです。
12年前のこと。後を継ぐつもりで修行している息子の釘の打ち方を見て、親父はつい、「この下手糞」と言ってしまったのです。で、息子はヘソを曲げ太鼓作りを放棄してしまったのです。そしてなぜか靴職人に。どうして息子が太鼓から靴職人への道を選んだのかなどを考えているうちに、次の看板が目に入ったので息子の追跡調査はやめました。



琵琶湖の湖北は関西圏だということですね。誰が見ても阪神タイガースファンの店です。虎風庵は「こふうあん」ではなく「とらふうあん」と湯桶読みです。小さな店ですが長浜のタイガースファンには欠かせない店なのです。屋根の上にはポラボラを含めて4本のアンテナ四方に睨みをきかせておりました。どこで試合があっても電波を逃がさないぞというわけです。庵主の意気込みが感じられます。
余談になりますが、きつねどん兵衛と天ぷらそばを計10個買って帰りました。間違いなく関西バージョンでした。長浜は関西圏ということですね。

でもこの辺りは有数の豪雪地帯でもあるのです。少し南の米原でも豪雪で名神の封鎖や新幹線が動けなくなることが年に何度か起こります。雪で動けなくなったトラックに地元のお母さんたちが炊き出しをしてお握りなどを差し入れするという優しい土地柄でもあります。



2階の深い庇が雪の多さを物語っています。吊るされた干し柿の長すぎじゃないの、と思える紐の長さがアートしてます。



漆喰壁の家が多いです。この道は車が通行できる幅がありますが、自転車が精一杯の細い路地の町並みがたくさん残っています。城下町のこういう細い路地の町並みは、敵に簡単に攻め込まれないためです。ウイークポイントは火災。消防車が入れません。



竹で作られた濡れ縁囲い。珍しいです。風情があります。格子戸を開けて妙齢の美女が出てきそうな予感がしたのでしばし待ちましたが、戸はウンともスンとも言いませんでした。



「あじのもと」ではなく「あぢのもと」。昭和初期頃の看板です。そんな昔から堂々と「世界の調味料」と喧伝していたのですね。恐れ入りました。



どこで昼食を食べるか悩みました。外観から、この店はどうかなと思ったのでした。
ガラリと戸を開けて暖簾の向こうに顔を覗かせ内心「あちゃあ」と思いました。店内は狭く正面に新品の合板のカウンターがあり、おばさんがこっちを見て「いらっしませ」と言うではないですか。客は一人もおりません。カウンターの向こうに部屋があって、そこから定年退職して始めましたという雰囲気を漂わせた親父が眠そうな顔をして登場。
時間は12時45分。他の店はどこもまだ活況を呈して時間なのにこの閑古鳥が無く状態は・・・。

いまさら止めるわけにはいかず、「いいんですか?」とおばさんに断ってカウンター前の席につきました。メニューを見てきつねうどんを注文。他に客がいないので、きつねうどんだけでは申し訳ないと思い、失敗の上塗りだろうなと思いつつ田楽も注文。
親父はビニールの袋に入ったうどんの封を開けています。近くのスーパーで買ってきたのだろうなと思いつつ、出来上がるのを待ちました。
テーブルに置かれたうどんは京風の細うどん。出汁は薄口仕上げです。昆布とかつおが効いていて、これは・・・予想外に美味いぞ。きつねもしっかり油抜きしてから甘く煮揚げている。技が利いているではないですか。
一気に、一滴の汁も残さず食べ切りました。



豆腐の田楽です。6切れもあります。
味噌を塗って焼き上がったのを一口食べて唸りました。これは美味い。
味噌の緑は柚子ですかと問うと、山椒の若葉を擦ったものだそうな。京の白味噌に山椒の若葉、その繊細な甘さと、上質な水から生まれた木綿豆腐のコラボレーション。参りました。
嬉しい嬉しい誤算でした。10年に一度も起こらない奇跡です。なぜこの店に客が入らないのか不思議でした。
僕は晴れ男で客を呼ぶ男でもあります。誰も居なかった店に団体が。さらにもう一組団体が・・・。中を見て座れそうにないから出て行こうとするのをカウンターの真ん中に座っていた僕は湯飲みを持ったまま「どうぞ」と立ち上がったのでした。
「魚しげ」は満席になりました。よかったです。



右は関西バージョン。長浜駅前のスーパーで各5個づつ買って帰りました。ついでに探してみるとやはり有りました。左がその探し物の「魚しげ」で使われていたうどん玉です。一玉55円でした。大きな袋を提げてバスに戻ると皆さんから質問攻めに。ま、旅行土産に即席麺を買う人は少ないでしょうから・・・。


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