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Old Saltの日々雑感

日々雑感的に思うところを小さなウソと大きな誇張でデフォルメして掲載中!

あなた変わりはないですか  




あなた変わりはないですか


昨日までの中途半端な天候から、まるでスイッチで季節を切り替えたように冬の天候になった。風も強く北西の10m近い冷たい風が吹いている。
日曜日にヨットに忘れ物を取りに行ったのだが、常夜灯の灯る桟橋に舫われたヨットと風に吹かれて鳴るリギンの音にしばし瞑目し冷たい風と桟橋の揺れを身体で味わった。 夜のヨットハーバーは心地よい。
そして、明日から冬支度だなと思いつつ帰宅した。
昨日こたつを出し今日は5の扇風機を分解掃除し押し入れに仕舞い代わりにストーブを出した。
ここから先は昨年12月に掲載した文章です。

  雪の降る夜は 楽しいペチカ
  ペチカ燃えろよ お話しましょ
  昔むかしよ 燃えろよペチカ

北原白秋の詩に出てくるペチカは暖炉の一種。ロシア語のペーチカ(печка)のこと。親戚筋にトーチカがいらっしゃる。要塞というか、コンクリートや土嚢で作った軍事施設のことで、ロシア語だとточка。構造的に暖炉と似ているかも。
さもロシア語が分かっているように書いているが、ロシア語はできません。少し学んだことがあるモンゴル語がロシア文字(キリル文字)なので読めるだけのこと。読めても意味は分かっていない。挨拶程度はできますが・・・。
「オバちゃん。その、揚げたての熱々のピロシキ3個頂戴!♪」って、ロシア語でどう言ったっけ。忘れました。

わが家にはペチカはないのでストーブ。長い間灯油温風ヒータータイプのストーブを使っていたのだが、3年前から普通の灯油ストーブになった。温風ヒーターのストーブは幼かった娘たちの安全を考えてのこと。娘たちも大きくなりその心配が無くなったのと、わが家は温風ヒーターストーブと相性が悪いのか、15年間で4台も買い換えさせられたのが、普通の灯油ストーブに切り替えた理由だ。

石油温風ストーブの買い換え原因はいずれも故障。最初の時は修理に出したのだが原因はヒューズ切れだった。その、たかがヒューズの交換に1万3千円もかかったのである。本体が4万円ぐらいだったから修理費比率33%。異常に高すぎた。
最近は分解してみないと故障の原因が分からない器機が多い。温風ストーブも分解して初めてヒューズ切れが原因と判明。ヒューズの値段などしれているから、修理費のほとんどは分解と組み立て、原因検査費なのである。300万円の車がエンストしたので車を解体して調べたら原因は点火プラグの不良。点火プラグは1本千円だったが、分解したエンジン、解体した車を現状に戻す費用に100万円かかったみたいなものなのだ。バカらしいでしょ。
このことがあってから、故障すると新品に買い換えることにしたのだが、わが家の場合、1台の寿命が3~4年だったのだ。コストパフォーマンスの悪さもさることながら、自分で修理できない構造なのが歯がゆい。
昔のストーブは調子よく使うために自分で手入れしたものだ。分解掃除はもちろん、芯やバーナーの取替えも自分でやったし、個人でも出来る構造になっていた。





そんなストーブの一つに英国製のアラジンがあった。デザインは英国っぽく無骨だが、小さな窓の向こうで綺麗なブルーの炎で燃えた。芯にタールや煤がつきだすとブルーの炎の先端が不完全燃焼で赤くなる。それが芯の掃除をする目安で、こまめに手入れをしたものだ。芯が綺麗なのにブルーの炎に赤い色が混じると、それは室内の空気が汚れているというサイン。入り込む冷気を我慢して窓を開け放ったものだ。



もう一つ、米国製のパーフェクションというストーブもあった。こちらはホーローびきで、胴のところが全面ガラスになっていてオレンジ色の炎で燃えた。熱効率はアラジンと同じようなものだったが全面ガラスやアールデコっぽい柔らかいデザインだったので、アラジンよりも暖かい感じがしたものだ。
どちらも使ったが、パーフェクションの方が好きだった。ただ、アラジンは上にケトルを乗せたりできたが、パーフェクションはトップ部分がドーム型(平らなタイプもあった)だったので天板で湯を沸かすというようなことができずそれが少し不満ではあった。パーフェクションも分解が可能で、ガラスの胴の部分が煤けてくると定期的に分解しては芯の掃除やガラスを磨いてやったものである。

アラジンもパーフェクションも、当時の日本ではちょっと洒落たストーブで、置いているだけで洋風の香りがしたものだ。価格も高かった。4~5万円はしたのではなかったか。国産品の3倍以上の値段だったと記憶している。当時住んでいた公団住宅の1DKの家賃が1万3千円。家賃の3か月分を超えた。アラジンは自前で買ったが、パーフェクションは競馬で勝った金で買った。その頃は競馬で勝つとモノを買いその馬の名前を書いて貼ったりしたものだ。パーフェクションを買ってくれた馬はなんという名だったか、古い話なので忘れてしまった。
エアコンもカラーテレビも馬が買ってくれた。アメリカのシアーズから取り寄せた40万円もする600L入りの大型冷凍冷蔵庫は出版した競馬本の印税で買った。
1週間分の食料を買い込み、たっぷりの冷凍食品を詰め込んでお洒落に生活しましょ♪のつもりだったのだが、アメリカ製のこの方、図体がデガイだけでなく音もデカクて建物の棟全体がブルブル震えるほど。日本のウサギ小屋には不向きで、夜は眠れないし苦情は出るしで、半年待たずに祖国に帰国していただいたのだった。

パーフェクションは丈夫で長持ちした。結婚直前まで前まで使っていただろうか。
アラジンもパーフェクションも引越しを重ねるうちにどこかへ消えた。誰か友人にあげたと思うのだが、さて、誰だったのだろう。



今使っているストーブは国産のコロナ製の反射型。何の変哲もないというか、面白味のないデザインのストーブだ。けれども天板で芋や餅が焼ける。焼きおにぎりも、シチューも仕込める。熱燗とっくりの首つまんで、ということもできる。毎日何杯もコーヒーを飲むから、注ぎ口が細いケトルを乗せておけば、いつでも美味いコーヒーをいれることができる。温風ヒータのように電源不要なので停電でも使える。

だから、まあ、気に入っている。



でも、次はレインボーのリング炎が幻想的なトヨトミのこれかなと・・・。




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