FC2ブログ

Old Saltyの日々雑感

日々雑感的に思うところを小さなウソと大きな誇張でデフォルメして掲載中!

免許皆伝  




免許皆伝


最近よくヨットに乗っている。で、ふと思った。免許証はどこ、と。
船は船長免許といい、乗船者の一人が免許を持っていれば無免許の人も操船できる。だからオーナーが携帯しているだろうと思い自分の免許に無頓着になってしまっていた。
船舶操縦免許も自動車と同じで有効期間がある。更新しなければ失効してしまう。
長年、ヨットには愛用のセイルバッグを持参する。免許証も入れていたから、セイルバッグの中にあると思い込んでいた。だがセイルバッグの中に無い。ちょっと焦ってしまい、あちこち探し回った挙句、机の引き出しの奥で見つけた。
有効期間は平成30年3月まで。失効していなかった。
免許証が見つかって一安心だったのだが、再び、ふと思ったのである。船舶免許に関して以前に書いたことがあるなと。見つけました。以下はその文章です。



これが小型船舶操縦免許。名刺大で水に濡れてもいいようにプラスチックに印刷されている。右の黄色円内が僕が持つ免許の種類。1級・特殊・特定と印刷されている。
免許は1級・2級と特殊の3タイプがある。「1級」は航海区域無制限なのでこの免許があれば世界のどこへでも航海できる。
「2級」は2タイプあって、海岸から5海里(約9km)以内と、湖川小出力限定、つまり海の航行ができないものの種類。(ただし平水区域といって、大阪湾などの湾内は可能)「特殊」は水上バイク専用免許。「特定」は遊漁船や屋形船などの営業船の操縦ができる。
僕の免許には3つ全て記載されているが、特殊も特定も勝手についてきた免許。遙か昔に1級を取得したので、その後の免許制度の変更で自動的に増えたのである。

この小型船舶操縦免許を見て、ん?と思われた方は鋭い!
これは変な免許なのだ。どう変かというと、「1級」が航海区域を示しているのに、「特殊」と「特定」は乗り物を指定しているから。ね、変でしょ。もう一つ、水上バイクって船なのと思いませんか。どう見たって陸上科・バイク属でしょ。
この変な免許をそのまま解釈すると、僕の免許の場合、水上バイクで屋形船を引っ張って太平洋を横断してもOKになっちゃいます。

さらにもう1つ。世界のどこへでも行ける1級免許を持っていても、特殊を持っていなければ水上バイクに乗れません。水上バイクなんてアクセルさえ吹かせば走る超簡単な乗物。大型2種免許を持っていても三輪車には乗れないといっているようなもの。

でも、もっともっと変なのだ。
小型船舶免許があるのは日本だけなのである。アメリカもオーストラリアもニュージーランドもプレジャーボートを操縦する免許など無いのだ。海外では通用しないからこの免許証は「1級」であっても日本語表記だけなのである。

この、日本だけの免許、携帯風に書くとガラ免(ガラパゴス免許)を作ったのは日本のドンといわれた笹川良一だ。日本船舶振興会を作り小型船舶免許を作った。何もない所に税収源を生み出しのである。そして競艇と船舶免許関連で莫大な資産を手にした。

笹川良一と佐藤栄作は第二次大戦の上海で戦争のどさくさにまぎれて軍需物資の横流しや中国人労働者から暴力的な搾取をして莫大な裏資金を作ったとされ、敗戦後A級戦犯として投獄される。だがGHQ(米国進駐軍)から、傀儡政治をやるという条件で釈放される。佐藤栄作は後にノーベル平和賞を授与されるが、勝てば官軍というか、一将功成りて万骨枯るというか・・・。
ちなみに岸信介は実兄。その岸信介の娘婿が安倍晋太郎、息子が安倍晋三首相である。安倍の妻の昭恵の母恵美子の祖父の森永太一郎が森永製菓の創始者。

ま、笹川・岸・佐藤ラインは限りなく黒いのである。その笹川が金の生む木として誕生させたのが競艇や船舶免許なのである。水上の利権で肥え太った笹川に対し、陸の利権で肥え太ったのが政界の黒幕といわれた児玉誉士夫。笹川と同じ右翼活動家で共にCIAのエージェントだったといわれている。児玉は陸の運輸関連のタクシーやトラックの許認可がらみの利権で莫大な資産を増やした。ちなみに毎年長者番付ベストスリーあたりに名を連ねる自民党の笹川堯はドン笹川良一の次男である。
そんな魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈する自民党に再び政権をまかせているなんて、われわれって無知蒙昧ではございません?

昔の小型船舶免許はA4三つ折りの表彰状のような立派なもので、菊だったか桐だったかの紋章が入っていた。馬鹿らしかったのは4級免許なのに日本語だけでなく英語でも表記されていたことだ。だって、当時の4級は今の2級免許と同じで航行できるのは岸から5海里(約9km)まで。日本のどこを探しても英語圏など無いんだもの。

まだある。小型船舶操縦免許を取得してもヨットには乗れない。いや、乗れるけれども操船ができない。なぜなら、1級免許の筆記や実技試験はかなり難しいのに、ヨット関連の問題が一問も出ないから。つまり、小型船舶操縦免許の取得にヨットの知識もヨット操船技術も必要ないのである。でもヨットを動かすのにヨットと無縁の船舶操縦免許がいる。変でしょ。

最後にもう一つ。
ヨット乗りには許せないこの免許制度。だから腹立ちまぎれに、水上バイクで屋形船を引っ張って太平洋を横断しようとするアホな海の男がいるかも知れない。が、それもできないのである。なぜなら船体にも沿海・近海・遠海仕様があって、外国へ行くには遠海仕様の備品を積まなければならないから。例えば、沿海だと救命浮輪でいいが遠海だと自動膨張式の救命いかだを載せなければならないのだ。

全長10m程度の小型モータークルーザーでも1級免許を持ち、船を遠海仕様にすれば太平洋を横断することが可能だ。だがこれは机上の空論で実際には不可能だ。
横浜~サンフランシスコの直線距離は約8300㎞。時速20㎞で航海できたとしても約20日間かかる。消費燃料を300L/日とすれば最低でも6000L必要になる。ドラム缶換算で30本。タンクローリーを曳航していかないと・・・。

小型船舶で長距離航海できるのはヨットだけなのである。
なのにこのインチキ免許のザマッたら !

と、毎回、更新のたびに文句たらたらなのであります。


コメント
コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://blogtakanotume.blog98.fc2.com/tb.php/507-8f05c1f0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

▲Page top