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Old Saltyの日々雑感

日々雑感的に思うところを小さなウソと大きな誇張でデフォルメして掲載中!

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紅しょうが天がうまい!♪  




紅しょうが天がうまい!♪


今日は関東煮(かんとうだき)でございました。世間ではおでんと申しますね。おでんと関東煮は本来は異なる食べ物なのですが、一々違いを説明するのも面倒なので、おでんでも関東煮でもどっちでもいいやと、少々投げやりになっております。
その関東煮。かんとうだきって、重箱読みですね。わが家の食卓によく登場します。いつもほぼ同じ具材なの、いまさら写真を撮って載せるのもめんどくさい。
ちゅうことで、以前に書いたもので誤魔化しちゃいます。

ついに「冬の関東煮週間」最終日を迎えました。いよいよ満願成就、マンナンライフの蒟蒻畑でございます。いやぁ、毎日たくさん蒟蒻も食べました。

どのあたりで飽きるのだろうと思っておりましたが、家族全員、食卓の上に関東煮の大鍋があるのが当たり前の状態で、今朝も妻と娘たちは鍋を突付いておりました。
朝はパン食の芳恵はトーストとコーンスープと関東煮でした。
正恵は米飯派なので朝飯は茶漬けと決まっておりますから、ご飯の上に竹輪とごぼう天と牛スジとワサビ少々を乗せて熱々の緑茶をかけて食べておりました。
妻は芳恵と同じトーストと関東煮でした。妻は朝晩の区別がつかない性格なので、朝からチキンラーメンでもモツ煮込みでもステーキでも愛知風ウインナーコーヒー(コーヒーにあずき餡乗せ)や愛知風エスプレッソ(コーヒーの赤味噌仕立)でも、酢豚でもドリアでもなんでもOKなのです。僕は朝晩の区別がつく性格ですが、どの時間帯であっても愛知風のコーヒーは飲みません。

僕と娘たちは1日2食の関東煮でしたが、妻は昼の弁当も関東煮だったので21回連続関東煮という快挙を成し遂げたことになります。昨夜は職場の同僚の送別会だったため外食。記録は途絶えるかと思ったら、夜中に韓ドラ「ドクターチャンプ」第11話を観ながら食べたと申しておりました。

関東煮の煮汁は毎日出汁を継ぎ足していても日々混沌の度合いを深めて参ります。その色合いが濃くなるにつれ、色んなものを入れたくなってしまうのです。アレを入れたらどんな味になるのだろう、コレはどうだろうと、気が狂わんばかりに鍋底に思いを馳せてしまうのでした。
例えばキリタンポなんかは美味しそうです。けれども、一切れのキリタンポが混沌煮の鍋の底の玉子とじゃがいもの間にひっそりと隠れて見つけられなかったら、翌日の鍋はドロドロになってしまいます。それを思うとキリタンポを入れる勇気がわいてこないのです。あるいはまた、ウニを殻付きのまま3日間ほど煮込んでからおもむろに殻を割ってスプーンで食べるとどうなんだろう、いや、きっと生のままの方が美味しいだろうな、と悩み葛藤するわけでありますね。

新しい具材を入れたその時は楽しめても、もしかしたらせっかくのスープが死んでしまうかも知れません。一時の、一夜の快楽に身をまかせてしまったために人生を狂わすというのは男がよく辿る道程です。朝目覚めたら隣に見知らぬ女が額と頬につけマツゲを片方づつ貼り付けて涎を垂らして寝ているのを見るという、なんとも情けない体験、愚挙を、関東煮で繰り返しては学習機能が働いていないと物笑いのタネにされてしまいます。

ま、とにかく、日々出汁を足し具材を補給し、ミリ単位のコンロの火加減にエネルギーを傾注していると、まさに“混沌だき→こんとだき→かんとだき→関東煮”であると強く認識するのでありました。
また、関東煮日記によって“ちくわぶ”という得体の知れない具材があることを知らせてくれた方もおりました。この方、コンニャクは白いので糸コンニャクを白糸の滝をイメージしてシラタキと言い、普通の板コンニャクはナイヤガラノタキと言うと思っていたらしいです。アホですね。
また、翌日のクタクタに煮込まれて崩れかけたそれを、自分のクタクタな人生、崩れかけた体型にオーバーラップさせ好物とおっしゃる方もいらっしゃいました。自虐的ですねー。どうやら関東方面の方たちは松茸や岩牡蠣や蟹や飛騨牛よりも“ちくわぶ”の方が美味しいらしいのです。

その“ちくわぶ”、僕は食べたことはありません。ありませんが、甘くない“ういろう”のようなものなのでしょう。原料も製法も同じですもん。
僕はういろうが嫌いなので、もし関東方面へ旅行し、上に紹介した方たちの家に招待され「ちくわぶと松茸の土瓶蒸しのどちらを召し上がる?」と尋ねられたら、迷わず土瓶蒸しを選ばせていただく自信があります。

「冬の関東煮週間」が無事最終日を迎えたのは慶賀の至りでございます。家族の誰からも一言の文句も出ないだけでなく、積極的に嬉しそうに食べ続けた一週間でございました。その光景を見て僕は思わず、

「いつも食卓の片隅に関東煮の鍋がある、そんな家庭を築きたいね♪」

と言ったら、厚揚げを箸で切ろうとしていた妻の手がハン?と止まり、大根を摘む芳恵の手がナンジャ?と止まり、玉子を突いていた正恵の手がハタ!と止まり、

「・・・・・・・」

と、僕の顔を見たのでした。

彼女たちのかつてない侮蔑の表情を見て僕は、女ばかりの中で孤立無援の男の悲哀を感じるとともに、「あっ、つまらぬことを言ってしまった」と激しく後悔したのでした。そして、ルパン三世の五右衛門が「またつまらぬものを切ってしまった」という嘆きの心情を理解したのです。
彼は剣豪、僕は文豪。豪と呼ばれる者は日々切磋琢磨し余人には無理な高きを求めてストイックに生きているのでストレスが溜まります。だから時々、つまらぬ言や動でガス抜きをしてやらねばならないのです。つまらぬものを切るのが剣豪の悲しい性なら、つまらぬことを言うのは文豪の悲しい業なのでありますね。

僕の一言で凍りついた食卓のしじまを破り、正恵が聡明な凛とした目でしっかりと僕を直視し、

「おとうさん。くだらないことを言ってしまったと、とぼけるのは勝手だけど、食事中にガス抜きしないで!」

と言ったのでありました。

父「あれぇ、臭う?」

妻「臭いわよ。セリフもガスも」

父「屁~そうか♪」

妻「実家へ帰らせていただきます」

娘たち「父を変えさせていただきます」

妻「あっ、そっちの方がいいかも♪」


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