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Old Saltyの日々雑感

日々雑感的に思うところを小さなウソと大きな誇張でデフォルメして掲載中!

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ちょっと雑談  




ちょっと雑談


妻の同僚が僕のブログを読んでくれているらしい。妻はその人のことをK女史もしくはK先生と呼んでいる。単に年上という理由だけでだと思うが、女史的な雰囲気があるのは確かだ。どことなく掴みどころがない。
わが家にも何度か遊びに来ていてokapi君のヨットにも乗っている。Kさんが遊びに来る時はいつも同僚のSちゃんもやってくる。Sちゃんの口癖は無声音のフンを有声で「フン!」と連発することだ。半日で500~600回も言うものだから耳につく。やめろというと数分はやめるがすぐに再発する。妻のイビキに似ている。夜中に煩いので蹴飛ばすと止むのだがしばらくするとイビクのだ。(“イビク”。これ、いい表現かも)

妻は美人で働き者で性格も良いのだが、ただ一点、イビキがやたら煩い。イビイている途中で突然止まりガハッ!とイビクときがよくあるから、たぶん自分のイビキで窒息しているのだ。それほどのイビキなのである。騒音防止策として耳栓をしているがそれでも防げずかれこれ20年、僕の睡眠不足は続いている。もはや爆睡できるのは永眠のときだと思う。その日が待ち遠しい。

昨年、妻たちは会社の社員旅行でハワイへ行ったのだがその時の同室者がSちゃんだった。Sちゃんにイビキが煩くなかったかと尋ねたら妻の前なので正直に答えられなかったようで、「フン!」と笑って返事を誤魔化した。たぶん、時差ボケと睡眠不足で散々なハワイ旅行だったはずだ。Sちゃん用に耳栓を妻に託したのに妻は持っていくのを忘れたらしい。だからSちゃんはビーチが一望できる高級ホテルの一室で耳なし芳一の悲哀を味わった。気の毒に。

そのSちゃん、娘からオバサン域の分水嶺辺りにいる。山なら分水嶺も風情があるが女性の年齢の場合は分水嶺というよりも交差点で信号待ちをしている様と表現したほうがいいのかも知れない。人生とお肌の曲がり角を右に曲がろうか左に曲がろうかという思案六法・端境期なのである。そんなお年ごろの女性だ。ま、どっちに曲がっても一緒だけど。

初めてのわが家のミニライブの時も二人してやって来た。Sちゃんは「フン!」常習者であるだけでなくエンドレス・イーターでもあるので、「フン!」を言っていないときはひたすら食べている。豪快に食べるのではなく小鳥がエサを突くように羊が草を食むようにコツコツとひたすら食べるのである。箸休めに「フン!」と言いながら・・・。
そのミニライブの時、台所で料理を作っていた僕が居間に来てみると全員立ち上がりフラダンスを踊っていたのである。

妻の職場のある隣町はなぜかハワイが好きみたいで夏になると役場の職員は全員アロハシャツ姿になる。何の変哲もないテトラポットの浜辺に椰子を5~6本植えワイキキビーチと名づけたりしている。その自称ワイキキビーチで毎年フラダンスの催しがあるから、たぶん役場が奨励しているのだと思う。K女史はそんな町の住人なのでフラダンスメンバーの一人なのである。
盆踊りならどんなオバサンでも踊れるように、どんなオバサンでもフラダンスが踊れる町にしたい、というのが役場の住民課フラダンス振興係長山本誠氏の願いなのだと思う。

突然わが家がフラダンス講習会会場になったのは、メンバー一番の仕切り屋のOkapi君がK女史に「踊ろう。教えて!」となったのだと思う。で、突然、ギターライブ会場がフラダンス講習会会場になった。人生、一寸先はワイキキビーチである。

このように書くと、K女史はふっくらした体型の女性と思うかもしれない。だが全然真逆でスレンダーなのである。ならばと、スレンダーとフラダンスの二つのキーワードを重ねて若いころのアグレスラムをイメージするかも知れないが、それも違う。
トランジスタグラマー的に若いころは腰がクネクネと動いたアグネスも晩年は腹がクネクネとなる。これがフラダンス同好会で踊ってらっしやるオバサマたちの現実の光景だと思うが、K女史はそのタイプではない。推測の域を出ないがこれまでの人生で一度もアグネス・ラムになったことはなくビキニが似合うスレンダータイプではではなかったように思える。
そんなK女史が踊るフラダンス姿をなんと表現すればいいのだろう。真夏の青空、遠くに入道雲が見える海辺のおみやげ屋。その軒に吊るされた干物が浜風に吹かれてヒラヒラ舞っている様を想像していただきたい。そんな感じなのだ。
彼女自身そのことを自覚するところがあるのか、2度目のミニライブにもSちゃんとやって来たときに、Sちゃんがひたすら食べて「フン!」を連発する横で「ウクレレを買った」と言ったのだった。踊るよりも演奏方に回ろうということなのだと思う。

そのK女史、「すみません用事があって」とライブ半ばで帰っていった。「恋人が嫉妬深いので長居できないってK先生が言っていた」と妻。
知らなかったが、たぶん50歳を過ぎているはずのK女史には恋人がいたのだ。独身なので不倫ではない。50を過ぎたスレンダーな女史に恋人がいる。しかも孫もいるという。なんとも格好いいではないか。まるでボーボワールである。ならば恋人はサルトルと思いたくなるが、それは僕がフランス文学に精通しすぎていることによる思い違いで、ボーボワールでもサルトルでもないと思う。だって、ボーボワールがフラダンスを踊る横でサルトルがウクレレで伴奏している様をどう頑張ってもイメージ出来ないもの。イメージしたくもないし・・・。

むかし、ツール・ド・フランスの取材でパリにしばらく滞在していた時にサルトルやボーボワールが常連だったというカフェ・ドゥ・マゴに行ったことがある。たしかサンジェルマン通りのどこかの交差点角ではなかったかと思うが記憶は遠い。そんなあれこれを思い出していると、その脳裏を、浜風に吹かれてヒラヒラ舞う干物がよぎるのである。

フン!

コメント

おはようございます。
御無沙汰しております。

「K女史がフラダンスを踊る姿」の表現、
ああ、なんてひどい・・・。(笑)
私はK女史を存じ上げておりませんが
それでもその姿がおもいっきり目に浮かんでくるのは
その表現が的を射ぬきすぎて
見事なまでに秀逸であることの証明なのでしょう。

朝から会社PCの前で
笑いをこらえるのが大変でした。

三流亭まん丸 #- | URL
2016/03/16 10:03 | edit

師匠

お笑いの大御所に笑っていただけるなんて、望外の喜びでございます。
そのK女史、4月に市民会館でフラの発表会があると申しておりました。
「義理と人情を秤にかけりゃ義理が重たいこの手の世界」
この手の発表会の観客は親類縁者とそのその家族、友人知人とそのまた知人と相場が決まっております。妻のギター発表会の時はk女史に来ていただいますから、しっぺ返し、じゃなかった恩返しで行かねばならんのでしょうね。
まったくもって、背なで泣いてる唐獅子牡丹でございます。

たかのつめ #m5nORXto | URL
2016/03/17 07:01 | edit

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