FC2ブログ

Old Saltyの日々雑感

日々雑感的に思うところを小さなウソと大きな誇張でデフォルメして掲載中!

靴を履いて帽子を被る(2)  




靴を履いて帽子を被る(2)


知事の出張宿泊費の上限は東京都は40,200円。これは首相と同じクラス。次いで愛知県知県で国務大臣と同等の32,000円。三番目が大阪府の副大臣クラスの29,000円。特例で増額が認められている。ただし上限があってどの自治体も2倍程度。最高は大阪で3倍と決められている。舛添都知事のロンドン出張の1泊20万円は規定の5倍増。異常な増額といえる。

ロンドン出張は提灯持ちのお供を引き連れての視察名目のラグビーワールドカップ観戦である。舛添都知事も随行した職員も遊びではなく次期開催地としての視察だと言うに決まっているが、前回のブログに書いたように、李下に冠を正すような行動をしていては、本当に仕事で行ったとしても限りなく嘘臭く感じる。

神奈川県の黒岩知事も同じワールドカップの視察に行っているが、都知事一行のような市中心部ではなく郊外のホテルに宿泊し、宿泊費は県の上限の32,200円以内で抑えている。この額を超えた分は自己負担するという。
中心部に1泊20万円で宿泊した都知事と32,200円で宿泊した県知事。明らかに視察姿勢の違いが見て取れよう。

国際的イベントの視察目的は会場作りや運営方法、イベントの盛り上がり状況の体験だけでなく、会場周辺や宿泊施設状況、交通アクセスなど多岐にわたる。
都心の高級ホテルに泊まり会場で試合を観戦するだけでは多くは得られない。郊外に宿を取った黒岩県知事は会場までの道中で様々な情報を得たはずだ。姿勢が違うのだ。
都の職員は県知事よりもはるかに高額の1泊5万円の部屋に泊まっているわけで、お殿様と大名のようである。近隣自治体の職員や都民を見下し傲慢になるのも当たり前である。

「教育や福祉など、必要なところへの投資が不自由分と感じている都民が多い中で、部下を大勢引き連れて1泊20万円に近いホテルに泊まるなど論外だ」と鳥取県知事や総務相を務めた片山善博氏も厳しく批判していると朝日新聞が報じていたが、まったくそのとおりである。

まだある。
規定を超える増額はあくまでも例外である。実際に出張で規定額を超えた件数は福岡で61泊中12泊、大阪は21泊中3泊だった。例外といえる件数である。
舛添都知事は29泊中28泊が規定額を超えている。増額が恒常化しているのだ。

舛添都知事の本音はどこにあるのか。
高額な宿泊費などについて指摘をした香港メディアに対して次のように答えている。
「香港のトップが二流のビジネスホテルに泊まりますか。恥ずかしいでしょ」
この、小物発想の発言が舛添都知事の全てを物語っている。

恥が何かが分かっていないのだ。行政のトップが恥と思わねばならないのは、例えば、災害地の現場で、自分だけがピカピカのヘルメットに皺一つない糊の効いた作業着姿であることだ。舛添都知事には、高齢にもかかわらず体育館の冷たい床に膝をつき被災者の手をとり労をねぎらう陛下や妃殿下の姿は薄汚い光景なのである。



世界の大都市のトップは誰もが舛添都知事のような出張をしているのか。
おときた駿東京都議が調べた興味あるデータがある。以下は、2015年10月に来日したボリス・ジョンソンロンドン市長の出張費用だ。

ボリス・ジョンソン市長のブログによると、東京出張の際の航空チケットはビジネスクラスで約66万円。しかも帰路はマイレージのポイントを使ったらしい。舛添都知事は同じコースをファーストクラスで飛び260万円。
宿泊は舛添都知事がスイートルームの1泊19万8千円に対し、ロンドン市長は1泊3万5千円。
舛添都知事と握手をしているボリス・ジョンソン市長が恥ずかしくてモジモジしているようには、僕には見えない。それどころか、とても君子に見える。

都民のみなさーん、次回は金と権力に弱い人材ではなく、『君子』を選びましょうね。

コメント
コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://blogtakanotume.blog98.fc2.com/tb.php/534-9ae3857a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

▲Page top